
新華社通信によると、習主席は10日午前に航空機で武漢に到着。同ウイルスの感染拡大防止活動の現場を訪れ、医療関係者や軍の将兵、警察幹部、地域の幹部などを慰問した。同ウイルス肺炎の治療用に急造された武漢火神山病院も視察した。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、武漢は今回の感染拡大で中心的な地域。清華大政治学科の元講師、呉強氏は「習主席がついに武漢を訪問したことは、感染拡大との戦いで一定の勝利を収め、指導の責任を果たしたことを示す。災難を彼個人の勝利を示すものに転換する上で、重要な意味を持つ」と述べた。
また、習主席の武漢訪問は、米株式市場で株価が急落し、感染拡大で欧州がパニックに陥っている時期に重なった。呉強氏は「彼は今回の訪問で、中国モデルが成功し、自らが大国の指導者としての地位を固めたとのシグナルを世界に送ろうとした。また、中国の国際的イメージのばん回を急いでいる」と述べた。
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