退院後に多数が新型コロナ陽性 武漢当局が徹底確認を指示

2020年3月6日再 湖北省武漢市で、新型コロナウイルス肺炎の治療を終え退院した患者多数が再び陽性と診断されていることが分かり、市政府の対策本部は4日、退院前に徹底的な確認を行うよう指示したことが分かった。同市の江岸方艙病院が、ニュースサイトの澎湃新聞に明らかにした。

 同病院の責任者によると、患者の一部が退院後、核酸検出法による検査で陽性と診断されたため、対策本部は4日、IgM抗体とIgG抗体も行うよう緊急通知した。追加の検査は5日から始まった。

 国家衛生健康委員会が公表した「新型コロナウイルス肺炎治療方法」の最新版(第7版試行版)でも、退院患者に対する対処を「14日間の自己観察」を「14日間の隔離」に改めた。

 退院後の患者が再び陽性と診断される例は湖北省のほか、江蘇、広東、天津、四川、海南の各省市でも確認されている。同委員会によると、これまでのところ再度陽性と確認された患者から他人への感染は確認されていないという。

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