中国の新型コロナ患者減少 外来の感染拡大阻止に力点

 米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、中国で新たに確認される新型コロナウイルス肺炎患者が減少し始め、当局は海外からの感染拡大阻止に力を入れ始めた。海外在中の中国人に帰国の再興を呼びかける一方、北京市など各地方政府が相次ぎ、感染拡大が続く地区から来訪者に対し、隔離の方針を打ち出している。

 中国海関総署・衛生検疫局の林偉局長は、健康申告制度の始動を宣言。出入国者全員に、過去14日以内に感染拡大中の国・地域への渡航歴があるかどうかなどを申告するよう義務付けた。

 国家衛生健康委員会の4日の発表によると、中国で新たに確認された同肺炎の患者は119人で、前日の125人に比べ減少した。海外で新たに確認される患者は中国を上回っており、特にイタリアや韓国、日本で増えている。

 ワールド・メーターのまとめだと、4日現在、累計の患者数と死者数は韓国が5621人と33人、イランが2922人と92人、イタリアが2502人と79人となっている。
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