新型コロナ、湖北以外で患者激減 過少計上と台湾専門家

2020年3月3日低 中国国家衛生健康委員会が1日発表した新型コロナウイルス肺炎関連のデータによると、中国本土で新たに確認された患者数が湖北省以外では1桁に激減、死者数も同省以外では4日連続でゼロとなった。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、台湾大学公共衛生学院の陳秀熙副院長が、米学会誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に寄せた論文で、中国の公表する患者数と死者数は実際より少ないとの見方を示した。(写真はRFAのキャプチャー)

 陳副学院長によると、韓国と香港、国際クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の経験に基づく患者数と死者数の推計モデルが実際に近い。陳氏は「中国が公表した死者数と、われわれがこのモデルを使って推計した中国の死者数の間に開きがある。中国当局が公表した数字が、実際より少ないのは確実だ。WHO(世界保健機関)は、再度、精査する必要がある」と述べた。

 陳氏によると、韓国などのデータに基づくモデルだと、中国の死者数は1070.92人と推計される。実際の死者は約2900人で、中国当局が公表している患者数が実際よりかなり少ないとみられる。陳副学院長は「中国が公表する患者数は、軽症者を含まないなどの理由があるのだろう。余りはっきりしない」と述べた。
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