武漢の感染者既に4万人超 北京、上海、重慶で激増の恐れ 香港大

2020年1月28日香 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、新型コロナウイルス肺炎について、香港大学医学院は、湖北省武漢市の感染者数が25日現在、4万3000人に達したとする推計結果を公表した。今後、重慶、北京、上海、広州、深センなどの各大都市で感染者が激増し、4~5月にピークを迎えると指摘している。(写真はRFAのキャプチャー)

 香港大医学院は、モデル分析により新型コロナウイルスへの感染状況を分析。患者が6.2日ごとに倍増すると仮定した。武漢市で25日に2万5000人が同肺炎と診断されたことから、感染者を4万3000人と推計した。

 香港大医学院の推計は、中国当局の発表を大きく上回る。梁卓偉院長は「受診しない人がいることや、試薬不足のため、病院が確認していないため」と話している。

 梁院長によると、武漢は華中の交通の要衝のため、一部の感染者が既に春節(旧正月)の25日前に、交通機関を使い各地に向かった。モデル分析によると、中国の北京、上海、広州、深セン、重慶の5大都市では感染者の拡大が予想され、特に武漢との交流が活発な重慶で、他都市より早く感染拡大のピークが訪れる可能性があるという。

 新型コロナウイルス肺炎をめぐっては、英グラスゴー大ウイルス研究センターと米フロリダ大の伝染病の専門家4人も23日、感染者が2週間以内に25万人に増えるとの予測を公表している。

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