新型肺炎でWHO、緊急事態宣言見送り 中国外の感染限定的 健康 2020.01.24 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国湖北省武漢市などで患者が多発している新型コロナウイルス肺炎について、世界保健機関(WHO)は23日、スイスのジュネーブで緊急委員会を開き、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)の宣言を見送ると発表した。(写真はRFAのキャプチャー) WHOのテドロス事務局長は「中国以外での感染例は限定的で、中国が感染拡大防止に努力している。緊急委員会は、PHEICの宣言を行うのは時期尚早と判断した」と述べた。同事務局長はさらに「これまで中国以外でヒトとヒト間の感染が起きている証拠がない。しかし、海外でも起きない訳ではない」と語った。 緊急委員会のフーシン委員長によると、緊急事態宣言を出すかどうかで激しい議論が行われ、賛成と反対派がほぼ同数だったという。 ★参考情報★ ーーーーーーーーーー ●新型肺炎の死者17人、患者は571人 武漢離れる交通停止 ●WHOが新型肺炎で緊急事態線宣言を保留 議論を継続 ●武漢市がマスク着用市民に義務付け 違反者に刑事罰