春節の大移動期に肺炎拡散防止対策 交通運輸省が表明

 2020年1月10日肺中国新聞網によると、湖北省武漢市で新型のコロナウイルスが原因とみられる肺炎が多発していることを受け、交通運輸省の汪洋・総工程師が9日、北京で開かれた記者会見で、春節(旧正月、今年は1月25日)前後の帰省・旅行シーズン期間中、主要地点で消毒などの拡散防止対策に力を入れる方針を明らかにした。

 中国では10日、春節前後の特別輸送態勢「春運」期間が始まる。汪・総工程師は、大量に人が集まり移動するため、感染拡大の恐れがあるとして、鉄道駅、長距離バスターミナル、貨物駅などを中心に、消毒などの予防措置のほか監視の徹底を行うと述べた。

 記者会見では、中国民用航空局と鉄道会社の国家鉄路集団有限公司の代表者も出席。同局担当者は、中国の全航空会社が航空機へ救急箱と拡散防止キットを配備したほか、空港対応の態勢を整えたことを強調した。鉄道会社の代表も、駅や車両での感染拡大防止に努めると述べた。

 中国中央テレビ局は9日、湖北省武漢市で多発している肺炎について、専門家グループが、病原体が新型コロナウイルスであると判断したと伝えた。

★参考情報★
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原因不明の肺炎患者59人 SARSの可能性否定 武漢

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