肺炎患者増加は調査進展のため 武漢市当局者が見方

2020年1月7日肺 中国紙・中国日報によると、湖北省武漢市で多発している原因不明のウイルス性肺炎について、同市疾病対策予防センターの李剛主任は6日、患者数が増えた主な原因は、調査の範囲を拡大しためとの見方を示した。同市衛生健康委員会は5日、肺炎の患者が重症者7人を含む59人で、3日の発表時より15人増えたと公表した。(写真は博訊新聞網のキャプチャー)

 海外の中国語ニュースサイト、博訊新聞網によると、中国の医療関係者は、肺炎の原因が新種のコロナウイルスとの見方を示した。武漢市の患者の一部は市内の食品卸売市場「武漢市華南海鮮城」の業者で、場内で売られていた野生動物から、変異したウイルスに感染した可能性がある。

 2003年に中国で大流行した新型肺炎(SARS)や、中東呼吸器症候群(MERS)も新種のコロナウイルスが原因だった。同委員会は、今回のウイルス性肺炎について、新型肺炎(SARS)、中東呼吸器症候群(MERS)、鳥インフルエンザ、インフルエンザの可能性はないと公表した。

 地元民によると、「武漢市華南海鮮城」は名前と異なり、各種の食品や雑貨が販売されている。シカやカワウソ、ヘビなどの野生動物も売られた。市場は1日から営業が停止している。

★参考情報★

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原因不明の肺炎患者59人 SARSの可能性否定 武漢
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