北京市朝陽区のオフィスビル「朝外SOHO」前で28日午前7時50分ごろ、街路に面して地上に設置された電飾看板が強風で倒れ、通り掛かった歩行者1人を直撃した。歩行者は病院に運ばれが、命に別状はないという。ニュースサイトの新京報網が28日伝えた。
オフィスビルの管理会社の「SOHO中国」は、敷地内の電飾看板全部を一斉点検した。倒れた電飾看板は「朝外SOHO」の1文字ごとに1本が立っていたが、すべて撤去した。
北京市気象台は同日午後2時25分、強風警報では4段階で上から3番目の「黄色警報」を発令。高層建築物からの物の落下や、広告板、街路樹、フェンスなど倒れやいものに近づかないよう呼びかけていた。
北京では今年5月、東城区の東直門バス駅近くで、強風により塀が倒れ、直撃を受けた歩行者3人が死亡した。この際も強風の黄色警報が発令されており、街路樹以外にも、北京市昌平区で高層マンションの外壁がはがれ、階下の幼稚園に落ちた。けが人はなかった。
★参考情報★
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●強風で塀、街路樹倒れ4人死亡 北京で黄色警報
●上海の繁華街で南京東路で看板落下 通行人3人死亡、6人けが 市政府が安全点検を指示