「米韓演習の再開は不可避」と専門家 中国と北朝鮮の脅威に対抗

2019年6月28日演 トランプ米大統領や政権高官の発言から、今後の継続の有無が注目されている米韓の大規模な軍事演習について、オバマ政権時代に韓国駐在大使を務めたマーク・リッパート氏はこのほど、米公共放送ボイス・オブ・アメリカに、中長期的にみれば再開は不可避との見方を示した。(写真はVOAのキャプチャー)

 ソウル大政治外交学部の鄭在浩教授は、VOAの取材に対し「米韓軍事同盟が対応すべき安全保障上の脅威は、北朝鮮だけでなく中国からのものもある」と指摘。近年、中国軍機による韓国の防空識別圏(ADIZ)侵入が増加していることを挙げた。

 ブッシュ政権で国家安全保障会議アジア部長を務めたビクター・チャ氏も「韓国が中国からの脅威を感じているのは確か。中国が朝鮮半島問題を主導し始めていることは、韓国にとり最大に脅威だ」と述べた。

 米韓の大規模演習を巡っては、トランプ大統領が18年、金正恩・朝鮮労働党委員長と会談した際、米韓合同軍事演習は費用が高すぎると指摘。演習中止を宣言したことが、大きな論議を呼んだ。また、24日就任したエスパー国防長官代行は、陸軍長官時代の5月、VOAに「在韓米軍司令官によると、米韓合同演習の停止は戦備に影響しない。私もこの見方を支持する」と述べた。

 リッパート氏は「戦備や軍事力の精度維持のため、演習再開は必要なのは確か。2~3年内に軍から演習停止の継続に懸念の声が上がるだろう」と述べた。

★参考情報★
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「米韓演習の再開は不可避」と専門家 中国と北朝鮮の脅威に対抗

2019年6月28日演 トランプ米大統領や政権高官の発言から、今後の継続の有無が注目されている米韓の大規模な軍事演習について、オバマ政権時代に韓国駐在大使を務めたマーク・リッパート氏はこのほど、米公共放送ボイス・オブ・アメリカに、中長期的にみれば再開は不可避との見方を示した。(写真はVOAのキャプチャー)

 ソウル大政治外交学部の鄭在浩教授は、VOAの取材に対し「米韓軍事同盟が対応すべき安全保障上の脅威は、北朝鮮だけでなく中国からのものもある」と指摘。近年、中国軍機による韓国の防空識別圏(ADIZ)侵入が増加していることを挙げた。

 ブッシュ政権で国家安全保障会議アジア部長を務めたビクター・チャ氏も「韓国が中国からの脅威を感じているのは確か。中国が朝鮮半島問題を主導し始めていることは、韓国にとり最大に脅威だ」と述べた。

 米韓の大規模演習を巡っては、トランプ大統領が18年、金正恩・朝鮮労働党委員長と会談した際、米韓合同軍事演習は費用が高すぎると指摘。演習中止を宣言したことが、大きな論議を呼んだ。また、24日就任したエスパー国防長官代行は、陸軍長官時代の5月、VOAに「在韓米軍司令官によると、米韓合同演習の停止は戦備に影響しない。私もこの見方を支持する」と述べた。

 リッパート氏は「戦備や軍事力の精度維持のため、演習再開は必要なのは確か。2~3年内に軍から演習停止の継続に懸念の声が上がるだろう」と述べた。

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