
現地住民の多くは、中国石油天然気集団公司(ペトロチャイナ)が昨年から始めたシェールガスの採掘と地震の関係を疑っているが、地元政府は否定してきた。17日の地震発生後、当局はシェールガス関連の情報の流布を厳しく規制しているもようだ。
現地住民の間では一時、シェールガス採掘と地震の関係を指摘した米学会誌の論文が転送されていた。その上で、昨年12月に宜賓市興文県で起きた地震と同様、今回の地震と採掘との関連を指摘する声が挙がっていた。現在では情報の共有が厳しく規制されている。
中国地震局と四川省地震局は18日、今回の地震は自然現象で人為的な関与はないとのコメントを発表した。
★参考情報★
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●四川省・宜賓でM6の地震 11人死亡、122人けが
●雲南省・玉渓で連続地震 家屋8000世帯で損壊 7万人被災、24人けが
●四川大地震追悼のキリスト教徒拘束=米国務省が憂慮