四川M6地震、死傷者200人超 住民にシェールガス原因説

 2019年6月20日宜四川省南部の宜賓市長寧県で17日午後10時55分ごろ起きたマグニチュード(M)6の地震は、18日午後までに死者13人、けが人は約200人に上った。現地住民の間では、同県で昨年からシェールガスの採掘が開始後、大小の地震が続発しているとして、疑念の声が挙がっている。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が同日伝えた。(写真はRFAのキャプチャー)

 現地住民の多くは、中国石油天然気集団公司(ペトロチャイナ)が昨年から始めたシェールガスの採掘と地震の関係を疑っているが、地元政府は否定してきた。17日の地震発生後、当局はシェールガス関連の情報の流布を厳しく規制しているもようだ。

 現地住民の間では一時、シェールガス採掘と地震の関係を指摘した米学会誌の論文が転送されていた。その上で、昨年12月に宜賓市興文県で起きた地震と同様、今回の地震と採掘との関連を指摘する声が挙がっていた。現在では情報の共有が厳しく規制されている。

 中国地震局と四川省地震局は18日、今回の地震は自然現象で人為的な関与はないとのコメントを発表した。

★参考情報★

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