香港警察がデモ参加者相次ぎ拘束 金鐘周辺は平穏回復

2019年6月14日港 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、香港中心部の金鐘(アドミラリティ)地区で12日に起きた、「逃亡犯条例」改正に反対する大規模なデモに絡み、香港の警察は13日、市内全域で捜索と一部参加者の拘束を行った。
(写真はRFAのキャプチャー)

 警察トップの香港警務処の盧偉聡処長は13日、メディアに対し、病院でも参加者の捜索と拘束を行ったことを明らかにした。香港メディアによると、警察は香港大などを捜索し、学生6人を拘束した。

 デモ隊は12日、金鐘地区の政府総部と隣接する立法会(議会)を包囲した後、警察に強制排除された。香港メディアの東網によると、13日の同地区は平穏を回復した。政府総部につながる歩道橋「海富中心天橋」では多数の警察官が警戒にあたり、通行人への検問を行っている。

 「逃亡犯条例」反対派の市民は、今週末に大規模な抗議行動を呼び掛けている。香港警察は、十分な対処能力があり、香港駐屯の中国軍に助けを求めることはないとしている。

★参考情報★

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