
デモ参加者は「血と汗の金を返せ」などと叫びながら、横断幕や国旗を持ち、駅前広場近くの歩道を行進した。
出動した機動隊がデモ参加者を空き地に誘導。警察官が人垣をつくって通行人と遮断した。一部のデモ参加者が阻止線を突破しようとして警察官ともみ合いとなり数人が連行された。
団貸網は広東省東莞市に本社を置き、同社によると、投資家22万人から約145億元(2271億円)を集めたとされる。今年3月、違法に資金を集めたとして警察の捜査を受けた後、創業者2人が警察に出頭した。警察は、同社の資産を凍結した。
中国では昨年からP2P金融会社200社以上が破綻。存続している会社も、出資者が資金を引き上げるケースが相次いでいる。出資金を失った個人投資家による抗議活動が、北京や上海など全国の各主要都市で起きている。
★参考情報★
ーーーーーーーーーーー
●P2P金融被害者、国慶節連休中の全国デモ呼びかけ 当局ぴりぴり
●P2P投資家300人、上海ビル内で騒ぎ=出資金返済求める