江蘇省塩城市響水県の江蘇天嘉化工有限公司の化学工場で21日起きた爆発に絡み、江蘇省生態環境庁は27日、周辺の大気と水質を調べたところ、同市を流れる新豊河で極めて深刻な汚染が観測されたほか、新農河でも汚染物質の濃度が環境基準を超えたと発表した。中国本土のニュースメディア、新京報が同日伝えた。(写真は東網のキャプチャー)
同庁が爆発現場の風下の大気を調べたところ、26日午後8時現在、ベンゼンの濃度は基準を下回っていた。
新豊河では27日午後6時現在、アンモニア態窒素の濃度が1リットルあたり228μg(マイクログラム)で、地表水に関する環境基準の113倍だった。新農河でもCOD(化学的酸素要求量)やアンモニア態窒素の濃度が環境基準を上回っていた。
新華社によると、国務院(中央政府)安全生産委員会弁公室は通達を出し、今回の爆発事故の教訓をくみ取り、化学品に絡む危険が潜んでいないか、全面的な調査を行うよう下部機関などに命じた。
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