学校周辺200メートルを安全区域に 事件続発で上海市が対策

2019年2月21日餃 中国各地で学校周辺での殺傷事件が頻発しているため、上海市政府は20日、幼稚園と小中学校の周辺200メートルを安全区域に指定するなどの安全対策を発表した。中国新聞網が20日伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 安全区域では、ネットカフェや娯楽施設の出店を規制。100メートル内では、パトロール強化や防犯用具の配備を行う。

 また、幼稚園と各学校では登下校時、校門に警備員を2人以上配置することを義務付ける。警察は、学校専門の部門を設置するほか学校周辺への治安協力員の配備を強化する。

 さらに、幼稚園では3カ月に1回、小中学校では1カ月に1回、避難訓練や安全確保のための活動を実施する。

 このほか学校内でのいじめや暴力にも対処。専門の副校長、校外協力者の検察官、警察官などによる補導体制を整備する。ネット上でのいじめにも対処する。

 上海市では昨年6月28日、徐匯区の「世界外国語小学校」前の路上で、男が男子小学生3人と保護者の女性1人に包丁で切りつけ、小学生のうち2人が死亡、1人がけが、女性もけがする事件が起きた。

★参考情報★
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