冷凍ギョーザからアフリカ豚コレラウイルス 製造元が販売中止

2019年2月19日餃 冷凍食品の製造会社で深セン証取上場の三全食品(河南省鄭州市)は17日、自社製の豚肉入りの冷凍ギョーザから湖南省・湘西自治州、甘粛省・酒泉市の当局がアフリカ豚コレラ(ASF)ウイルスを検出した。同社は直ちに関連商品の販売を中止した。新華網などが18日伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 三全食品は17日、消費者に迷惑を与えたとして謝罪する内容のコメントを発表。地元の河南省当局が調査チームを結成し湖南、甘粛の両省に派遣したことを明らかにした。また、豚肉の供給業者に対する履歴管理を徹底するとともに、ASFの感染拡大のため政府に全面協力すると強調した。

 同社は、問題の製品について各ルートでの流通を止めた。京東集団(JDドットコム)や蘇寧易購など大手電子モールでは、三全食品の豚肉入り冷凍ギョーザが検索できないか、「表示できない」と表示される状態となっている。

 中国動物衛生流行病学センターの黄保続副主任は「ASFが見つかってから100年間、ヒトへの感染はない。ウイルスは熱に弱く、70度以上の温度が30分続けば死滅する。消費者は過度に心配する必要はない」と話している。

 中国ではASFの感染拡大が続いており、31省・直轄市・自治区のうち25省・市・区で感染例が出た。

★参考情報★
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