菅義偉官房長官は14日、40代の日本人男性が昨年2月、中国当局に拘束され、6月に起訴されたことを明らかにした。菅長官は容疑には触れなかった。香港メディアの東網が14日伝えた。(写真は米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版のキャプチャー)
中国外務省の華春瑩報道官は同日、記者会見で日本人男性の拘束について尋ねられ「分からない。担当部門に聞いて欲しい」と述べた。
米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版によると、男性は伊藤忠商事の職員で、国家安全省の広東省広州市の出先機関に拘束された。スパイ容疑で、既に公判が行われているが、判決は発表されていない。広州駐在の日本総領事館は「事実関係を確認中」としている。
中国ではスパイ防止法が2014年11月に可決、15年に施行された。今年初めまでに、少なくとも日本人8人がスパイ容疑で拘束された。日本政府は、スパイの派遣を一貫して否定している。
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