
同紙によると、着陸許可文書は台湾を単独で表記しており、中国当局は台湾独立を認める書き方とみなした。中国は2018年、NZ航空に台湾の表記を除くよう求めていたが、忘れていたという。しかし、NZの野党指導者は「着陸の拒絶は異常。わが国と中国との政治的な緊張と関係がある」と述べた。
NZ政府は18年末、自国の第5世代モバイルネットワーク(5G)用設備の入札で、中国・通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)の参加を禁じた。NZ国内の通信キャリアには、ファーウェイ製品の使用をやめるよう求め、中国の政府やメディアが反発していた。
NZのアーダーン首相は11日、着陸拒否は「管理の問題」が原因で、自国と中国の関係が原因ではないと強調した。
中国外務省の華春瑩報道官は「NZ機は、配備が不適切だったため目的地の着陸許可が得られず、飛行途中で自主的に引き返しを決めた」と語った。
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