中国の採掘船が１月、東シナ海の日中中間線付近で天然ガスの試掘をしているとみられることが分かり、日本の外務省が中国側に抗議した。菅義偉官房長官は7日、中国側が一方的な開発を続けており「極めて遺憾だ」と述べた。日本の報道を引用し、香港メディアの東網が同日伝えた。（写真はVOAのキャプチャー）
中国採掘船は日中中間線の中国側におり、昨年11月中旬に確認した地点より北東に数キロ移動。既に試掘を始めているとみられる。日中政府は2008年、天然ガス田の共同開発で一致したが、10年に交渉が中断した。中国は同線の自国側に採掘設備16基を設置し、一方的に開発を進めている。
日本側の抗議は、日中関係が改善に向かう中で起きた。日中両国は2日、習近平・中国国家主席の今年の遅い時点での訪日に向け準備を加速することで合意した。
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