
医療機関関係者によると、国家衛生健康委員会は上海新興医薬が製造した同製剤の使用中止を命令。購入した医療機関に対し、製造許可番号の確認と患者の観察を行うよう指示した。同じ製造許可番号の製品は1万2226本製造されている。
中国経営網によると、免疫グロブリン製剤は血液製剤の一種でヒトの血液が原料。免疫力を高める効果があり、重い感染症の治療などに使われる。
北京大医学部免疫学科の王月丹副主任は、中国経営報に対し、抗HIV抗体の陽性反応が出たことは、同製剤がウイルスに汚染されている可能性があると指摘。原料のヒトの血液が汚染源との見方を示した。
上海新興医薬は、バイオ医薬品の製造会社で、主に血漿(けっしょう)製剤を取り扱っている。
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