
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、ホワイトハウスは31日、会談では技術の強制移転や知的財産権の窃取問題など7分野で会談を行い、有意義な合意に達したとの声明を発表した。声明は一方で「なおやるべきことは多い」とし、猶予期間が終わる3月1日までに、両国が合意に達しなければ、中国への関税を引き上げることになると強調した。
VOAによると、会談終了後、トランプ大統領は劉鶴副首相ら中国代表団を執務室に招いた。その際、大統領は記者団に対し、中国が米国産大豆を500万トン輸入すると表明したことを明らかにした。ただ、大統領は「さらに大きな問題で最終合意に達する必要がある」とした上「習主席と会った際、あらゆる点で合意に達すると思う」と語った。
米政府筋によると、米中は2月末までの首脳会談実現に向け努力中。具体的な日程は、米大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長との会談の前後になるという。