米国務省、中国人権派弁護士の禁固刑を憂慮、釈放呼び掛け

 2019年1月30日朱中国の裁判所が人権派弁護士の王全璋被告に国家政権転覆罪で禁固4年6カ月の実刑判決を言い渡したことについて、米国務省は29日、深い関心を表明するとともに、直ちに釈放するよう呼び掛けた。台湾紙・聯合報(電子版)が30日伝えた。(写真は米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版のキャプチャー)

 同省のパラディーノ報道官は29日、王被告は2015年7月9日に一斉拘束された弁護士のうち、最後に実刑判決を受け被告だと指摘。「王氏が既に3年半も拘束されて外界と隔絶され、弁護士資格を奪われた上、公判の弁護人も当局から報復を受けた。米国は深い関心を寄せている」と述べた。

 同報道官はさらに、中国の法治、人権、自由をめぐる状況が悪化を続けているとして懸念を示した上、中国政府に対し人権尊重の国際公約を守り、法治を尊重するよう求めた。

★参考情報★

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