中国各地でアフリカ豚コレラ(ASF)の感染が拡大しているのに加え、春節(旧正月)が近づいていることから、国民の間で豚肉の品不足と価格急騰の懸念が高まっている。商務省はこのほど、中央政府が備蓄している冷凍豚肉9600トンを供給する準備を終えた。市場で供給が途絶えたり、価格に大きな変動があった場合、直ちに投入する。香港メディアの東網が伝えた。
商務省によると、中国政府は食糧、食用油、肉、砂糖など生活必需品29品目の備蓄制度を既に確立。北京、内モンゴル、新疆など北方の17省・自治区・直轄市では冬と春、7日分の野菜の備蓄を行っている。
また、中国の大中58都市で食品の履歴管理制度を実施。企業8万2000社、商店52万4000店を対象に、豚牛羊鶏肉と野菜500種類、果物、水産品の流通状況について監視を行っている。現在のところ、中国全土で生活必需品の価格は安定しているという。
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