人権派弁護士に禁固4年半 妻は被告の健康状態懸念

 天津第二中級人民法院(地裁)は28日、国家政権転覆罪で人権派弁護士の王全璋被告に禁固4年6カ月の実刑判決を言い渡した。妻の李文足さんは、判決への不服を表明するとともに、夫の健康状態への懸念を示した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が28日伝えた。

 王被告は2015年7月9日に一斉拘束された弁護士や民主活動家ら約300人の1人。李さんとの面会ができないまま、既に3年半拘束されている。今回の判決で、少なくともさらに1年拘束されることになる。

 李さんは、中国で政治犯は特に厳しい扱いを受けると指摘し、ノーベル平和賞受賞の民主活動家、故劉暁波氏を連想するとした。劉氏は、2009年に国家政権の転覆を扇動した罪で収監され、17年7月13日に肝臓がんで死去した。

★参考情報★
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劉暁波氏が死去、中国瀋陽市司法局が発表

 
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