中国のPM2.5汚染改善=住民の寿命「半年延長」の見方も

 米シカゴ大エネルギー政策研究所のグループがこのほど北京で「大気質寿命指数(AQLI)」を発表し、大気汚染対策の結果、中国人の寿命が6カ月伸びるとの見方を示した。博訊新聞網が16日伝えた。

 中国は2014年初めから大気汚染対策に本格的に着手。16年のPM2.5(微小粒子状物質)の濃度は13年に比べ12%低下した。 

 研究チームによると、天津は2013年、中国で大気汚染が最も深刻な3都市の1つだったが、16年にはM2.5の濃度が14%も下がった。天津市民1300万人の平均寿命は1.2年伸びるとみられる。河南省は改善が最もめざましく、16年の濃度は13年より20%低下し、省民の寿命は1.3年伸びる可能性がある。

 

タイトルとURLをコピーしました