市民多数がVPNで外国サイト閲覧 当局が取り締まりに躍起

 2019年1月7日網中国各地で仮想プライベートネットワーク(VPN)を使ってフェイスブックやユーチューブなど外国ウェブサイトを閲覧する市民が続出しているため、当局が取り締まりに追われている。ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)が5日伝えた。(写真はRFIのキャプチャー)

 ネット情報によると、広東省韶関市の公安局(警察)はこのほど、違法な方法で海外のウェブサイトを閲覧していたとして「インターネット管理暫行規定」違反で市民1人に罰金1000元(約1万6000円)の支払いを命じた。

 この市民はネット上で、スマートフォン用のVPNアプリ「藍灯(lantern pro)」を使い1週間内に487回も海外サイトに接続したことを告白。回数が多すぎて摘発を受けたとの見方を示した。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、また重慶市栄昌区の市民1人も4日、VPNで海外サイトを閲覧した疑いで同区公安局から呼び出しを受け、8時間にわたる取り調べを受けた。

 公安局が市民の自宅通信設備を捜索したところ、海外のサイトで政治的な発言をしていることも分かった。市民は刑事罰を受ける可能性が高いとみられる。

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