公共の場でクリスマスツリーの設置禁止　非公認教会は手入れ

　米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）は25日、中国の北京、上海の主要都市のほか各地方政府が、住民によるクリスマスの祝祭を止めようと躍起になっていると報じた。公共の場所でクリスマスツリーを設置したり、関連の飾り付けを行うことを禁止したという。（写真はRFAのキャプチャー）

　また、四川省成都市ではクリスマス・イブの24日、現地の非公認のキリスト教会「秋雨聖約教会」を警察官ら約10人が急襲。聖書や聖歌集、パソコンなどを押収した上、教会を閉鎖した。同教会は今月14日も捜索を受け、創設者である王怡牧師が国家政権転覆扇動罪容疑で当局に拘束された。

　信者はＲＦＡに対し、仲間の多くが自宅を監視され、クリスマスを集団で祝うことを禁じられたと語った。教会の情報を流すことも禁止されており、発覚すれば警察から処罰を受けるという。