男が路線バス奪い暴走 直前に殺人 8人死亡22人重軽傷 福建

2018年12月25日巴 福建省龍岩市の中心部で25日午後、男が路線バスを奪って暴走、バイクや通行人を次々にはねた。男が直前に起こした殺しの被害者を含め8人が死亡、22人が重軽傷を負った。警察は地元の無職男(48)を拘束した。地元ニュースサイト・ミン(門構えに虫)西新聞網が同日伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 香港メディアの東網によると、男は同日午後3時ごろ、同市新羅区内の自宅で、自宅を訪れた末端行政機関「居民委員会」の責任者と口論。まもなく責任者と同行の警察官1人を刃渡り20センチの刃物で殺害した。

 男は同日午後3時20分、自宅近くの停留所に停車中の路線バスに刃物3本を持って乗り込み、女性の乗客1人に切りつけた。他の乗客と運転手が逃げた後、男はバスを暴走させ、走行中の車にぶつかったり通行人をはねるなどした。運転手が逃げた際、キーは付いたままだったとみられる。

 目撃者によると、バスはマイカー1台、タクシー1台に衝突したほか、電動バイク3台をはねた。まもなくバスは止まり、刃物を持ち下りてきた男が、警察官に制圧された。バスは男以外に誰も乗っていなかったという。

 東網によると、中国では無差別殺傷事件が頻発。今年9月には湖南省衡陽市で、男がオフロード車を暴走させた後、通行人を刃物で襲い15人が死亡、43人が重軽傷を負った。8月には上海市の路上で、無職男が小学生2人を刃物で殺害。17年7月には湖北省武漢市で、男が刃物で3人を殺害後、車で通行人をはね4人をけがさせた

★参考情報★
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