中国外務省の陸慷報道局長は13日、記者会見で、国家の安全に危害を与えた疑いで、カナダ市民のマイケル・コブリグとマイケル・スパバの両氏が取り調べを受けていると発表した。コブリグ氏は北京市、スパバ氏は遼寧省丹東市の国家安全局が調べているという。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が伝えた。 （写真はVOAのキャプチャー）
カナダが米国の要求で1日、華為技術（ファーウェイ）の孟晩舟副会長兼最高財務責任者（ＣＦＯ）を逮捕した後、中国外務次官が8日、カナダ大使を呼んで直ちに釈放するよう求め「そうしないと重大な結果を招く」と述べ報復を示唆していた。
陸道局長は、孟ＣＦＯ逮捕事件との関連について質問を受け「中国は、カナダ人2人に対して法に従い行動した。孟晩舟氏が誤って拘束された後、中国人の多くはカナダ旅行が安全かどうかを考えている」と語った。
スパバ氏は以前、中国でＮＰＯ（民間非営利団体）を運営。学術やビジネスの訪問団を率いて北朝鮮を訪問し、金正恩・朝鮮労働党委員長と親交がある。
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