深センでじん肺元作業員のデモ再び 警察がバスで送還

 2018年11月14日塵広東省深セン市中心部の「市人力資源社会保障局」の庁舎前で13日、じん肺に苦しむ湖南省の元炭鉱作業員と家族約100人が、賠償を求めるデモを再び行った。警察が大型バスに一行を収容し、同省などに送還した。作業員らは9日にも同庁前などでデモした。香港メディアの東網が同日伝えた。

 作業員らはかつて深センで、建築基礎工事や道路工事現場でドリルを使った作業に従事。その際、粉じんが入り込み、肺が徐々に機能を失うじん肺となった。作業員は湖南省出身者が多数を占める。

 作業員と親族は政府に対し、死者は1人20万元(約328万円)、患者については症状に
応じ12万~22万元の賠償を求めている。

 作業員らは9日にも、約300人が同庁舎前からデモ行進後、深セン市政府庁舎前で座り込みを行ったが、警察が催涙ガスを噴射したり、暴力を振るって解散させた。警察は13日には穏やかに対応し、送還のバスの中で患者の元作業員には1人4000元(約6万6000円)、死者の遺族には2000元の現金を、生活費、医療費の名目で手渡したという。

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