金沙江せき止め湖が巨大化 決壊で洪水の恐れ 下流の住民1万人が避難 四川

2018年11月7日堰 四川省カンゼ・チベット族自治州政府は6日、同省などを流れる金沙江にできたせき止め湖で、溜まっている水の量が2億1200万立方メートルに達したと発表した。下流域に住む同州の住民9964人が避難した。新華網が6日伝えた。(写真はETtоdayのキャプチャー)

 せき止め湖は、同州白玉県とチベット自治区チャドム市ジョムダ県の境界付近で、10月10日夜に起きた山崩れでできた。崩壊により洪水が起きる可能性がある。湖から下流は水流が途絶えている。

 専門家の現地調査によると、せき止め湖の水面は標高約2927メートルで1時間に30センチずつ上昇。湖の形成前に比べ水面は計33.88メートル上昇した。今後、現場周辺では雨や雪が予想され、水量がさらに増える可能性がある。
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