北京、天津、河北地区でスモッグ 河北は1週間の緊急対策 災害 2018.11.05 北京・天津・河北(京津冀)地区は11月に入り、秋以降2回目の広範囲のスモッグに覆われている。北京は3日夜、大気質指数(AQI)が最悪となった。同地区の26市のうち17市で大気汚染で上から2、3番目のオレンジ、黄色警報が発令。河北の当局は1週間の予定で緊急対策を発動した。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が伝えた。(写真はVOAのキャプチャー) 同地区ではAQIの悪化が続いている。中国国家気候センターによると、今年の11~12月は昨年に比べ、大気汚染物質が拡散しにくい気象条件となっている。 北京市当局によると3日午後9時、北京市房山区のAQIは357、海淀区では326、その他地区では250~280となった。 北京市民の1人は「呼吸器の不調を訴える子どもが増えた」と話している。別の市民は「最近1~2年の大気の状況は、数年前よりかなり改善した」と述べた。 ★参考情報★ ーーーーーーーーーー ●河北省が大気汚染2級警報 鉄鋼会社など生産削減 ●都市の7割が大気汚染基準未達=3大都市圏でPM2.5低下 ●中国北方でオゾン汚染深刻化、脳や心臓疾患のリスク上昇