ニンニク栽培めぐり政府と農民衝突 当局者1人が軽傷 補償に不満か 雲南

 2018年10月11日蒜雲南省大理市の大理白族自治州のジ(さんずいに耳)源県で9日、栽培が禁止されたニンニクを農地から除去しようとした当局者と抵抗する農民が衝突し、当局者1人が軽傷を負った。大理市政府は今年8月、淡水湖「ジ海」の汚染防止のためニンニクの栽培を禁じた。ただ、ニンニク栽培を一律に禁止するやり方に、ネット上で批判の声も挙がっている。中国本土のニュースサイト澎湃新聞などが9日伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 大理市政府は今年8月、ニンニク栽培は化学肥料と農薬が多用されジ海の汚染源の1つになっているとして、湖周辺の16町村で栽培を禁じた。当局によると、地元の農家1万4026世帯が禁止を受け入れ、栽培地約333ヘクタール(ha)でニンニクを除去した。

 当局者は同県での衝突について、地元政府がニンニク栽培禁止の時季などについて理解が不十分だったため、農家が感情を高ぶらせたと説明している。ただ、ジ源県のニンニク栽培農家は「政府の補償が不十分で、農民が損をした」と述べた。

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