台風22号（マンクット）による被災状況について、国務院（中央政府）応急管理部は18日、広東、広西、海南、湖南、貴州の５省（自治区）で5人が死亡、1人が行方不明となり、被災者が計300万人に上ったことを明らかにした。北青網が19日伝えた。
５省（自治区）の倒壊家屋は1200戸、深刻な損壊家屋は800戸。広い範囲の農地が収穫不能になるなどして、経済的な被害は52億元（約852億円）に上った。
同部によると、５省（自治区）のうち広東省と広西チワン族自治区の被害が最も深刻。同部が専門チームを派遣して、広東省・江門、茂名、広西チワン族自治区・玉林などの被災状況の調査を始めた。
広東省では陽江市の被害が特に激しく、水没などによる道路の通行止めは49カ所、道路の崩落は73カ所。停電は118回起き、都市部で大量の自動車が水没した。