英海軍艦艇がパラセル諸島付近航行＝中国外交部が抗議

　英海軍の揚陸艦「ＨＭＳ・アルビオン」が8月31日、中国など各国が領有県を争う南シナ海のパラセル諸島（西沙諸島）付近を航行したことについて、中国外交部の華春瑩報道官は6日、「中国の法律と国際法に違反する」と述べて批判した。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が7日伝えた。（写真はVOAのキャプチャー）

　報道によると、ＨＭＳ・アルビオンはベトナム・ホーチミン市に向かう途中、パラセル諸島付近を通過した。中国側は、駆逐艦1隻とヘリコプター2機を出動させ追跡した。

　ＨＭＳ・アルビオンの航行は、航行の自由を表明するためで、ロイター通信が6日伝えた。米海軍も「航行の自由行動」として南シナ海に艦艇や航空機を派遣している。英国とフランスは今年6月、艦艇の派遣を予告していた。

　華報道官は「中国の許可なく、中国の西沙諸島の領海に勝手に入った。中国海軍は、英海軍の艦艇と識別した上、駆逐した」と述べた。

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