湖北省武漢市のハイテク産業の集積地、武漢東湖新技術産業開発区(通称「光谷」)の関山大道地区で5日、110キロボルト(kV)の変電所建設に反対する住民数千人が抗議デモを行い、出動した警察官数百人ともみ合いになった。民間人権団体「民生観察工作室」のウェブサイトが伝えた。
住民側は、変電所からは強い電磁波や騒音が出るのに、幼稚園や住宅密集地近くに建設されると主張し反対している。群衆が変電所建設反対の横断幕を掲げて街頭を行進したところ、警官隊が横隊を組んで阻止。横断幕などを奪い取ろうとして、小競り合いとなった。
住民側によると、国の基準で変電所は、居住地などから50~300メートル離れた場所に建設することが義務付けられている。電磁波、騒音のほか、絶縁体に使われる六フッ化硫黄など化学物質の漏出の危険があるためだ。しかし、同地区に建設予定の変電所は幼稚園などから200メートルしか離れていないという。
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