
同市当局は、市内の人口が急増し中学校の受け入れ能力を超えたため、一部の子どもについて私立学校と湖南師範大付属中耒陽分校への入学を命じた。父母らは私立学校は学費が高額なこと、同分校は校内で基準を超えるホルムアルデヒドが検出されたことから不満を高めていた。
父母らは1日、横断幕を掲げて街路をデモ行進した後、市政府と市党委員会に陳情を行ったが回答が得られなかった。この際、5人が拘束された。
父母らは同日夜、釈放を求めて警察庁舎前に集まり、警察官にレンガやプロパンガスのボンベを投げつけるなどした。2日未明、警察が鎮圧に乗り出し46人を拘束した。うち41人はまもなく釈放された。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、湖南省共産党委員会は事態を重視。耒陽市に対し市民の訴えを真剣に聴取し、合理的な範囲内で聞き入れるよう指示した。