豚コレラ、浙江・温州でも確認 連雲港に次ぎ中国4カ所目 口蹄疫も感染拡大

 ニュースサイトの澎湃新聞網によると、農村農業部は23日、浙江省温州市内楽清市の養豚場で家畜伝染病「アフリカ豚コレラ」の感染を確認したと発表した。23日午後までに430頭が発症、340頭が死んだ。当局は、養豚場内の1332頭を処理した。

 中国では今月3日、遼寧省瀋陽市の養豚場で、同国初となる「アフリカ豚コレラ」の感染を確認。その後、8月16日には河南省鄭州市、19日には江蘇省連雲港市でも相次ぎ感染した豚が見つかった。豚コレラ発生は、楽清市で中国4カ所目となる。

 農村農業部は専門チームを温州市内楽清市に派遣。地元当局は、専門チームの指示を受け、緊急対応制度を発動し、豚の処分や消毒などを行った。養豚場周辺は封鎖され、生きた豚や関連製品の出入りが厳しく禁じられた。

 中国では口蹄疫の感染も相次いでいる。農業部は22日、新疆ウイグル自治区バインゴリン・モンゴル自治州尉犁県で、牧場の牛が口蹄疫に感染し、4頭が死んだと発表した。先に河南省鄭州市でも豚の口蹄疫感染が確認された。

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