一帯一路でマレーシアに巨額債務 訪中の首相が財政支援要請

 中国訪問中のマレーシアのマハティール首相は20日、中国政府が進めるシルクロード経済圏構想「一帯一路」関連の事業で、マレーシアに巨額債務が発生していることを示唆し、財政問題での支援を中国に求めた。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が20日伝えた。

 マハティール首相によると、ナジブ前首相が進めた約220億ドルに上る「一帯一路」関連の建設工事のため、マレーシアでは財政問題が起きている。マ首相は今年5月の総選挙で政権復帰後、関連工事の見直しを進めてきた。

 マ首相は、李克強首相と臨んだ記者会見で「中国が、一部の財政問題の解決に助力してくれると思う」と発言。一帯一路事業のためマレーシア政府に巨額債務をもたらしたことを示唆した。
 
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