ニュースサイトの澎湃新聞網によると、農村農業部は19日、江蘇省連雲港市の養豚場で家畜伝染病「アフリカ豚コレラ」の感染を確認したと発表した。19日夜までに615頭が発症、88頭が死んだ。
中国では今月3日、遼寧省瀋陽市の養豚場で、同国初となる「アフリカ豚コレラ」の感染を確認した。16日には河南省鄭州市の家畜処理場でも確認されており、連雲港は3例目となる。農村農業部は3カ所の感染に関連があるか、調査を始めた。
「アフリカ豚コレラ」は人畜共通感染症ではなく、人に感染する恐れはない。1921年にケニアで発生が報じられた後、1960年代に欧州、70年代に南米、2007年にロシアでそれぞれ感染が確認された。17年以降、ロシア極東部で数件の感染例が見つかった。
中国では今月、家畜伝染病の報告が相次いでいる。黒龍江省佳木斯市と内モンゴル自治区通遼市で羊と牛の炭そ症、河南省鄭州市では豚の口蹄疫の発症がそれぞれ確認された。通遼市では住民16人が炭そ病に感染した。
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