米が対中制裁関税第2弾発動へ 中国商品160億ドル相当に課税

 2018年8月8日商米通商代表部(USTR)は7日、中国の不公平な貿易政策への対抗として、制裁関税の第2弾を23日に発動すると発表した。米国は既に25%の制裁関税を課する160億ドル相当の中国商品リストを発表している。8月23日から課税を始める。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が8日伝えた。(写真はVOAのキャプチャー)

 第2弾の課税対象は279品目。工業用設備が主な対象で、トラクター、プラスチック製パイプ、スピードメーターなどが含まれる。

 米政府は「通商法301条」に基づき、500億ドル相当の中国商品に25%の制裁課税の発動を発表。7月6日に第1弾として340億ドル相当の商品に対する課税を始めた。

 トランプ米大統領は先に、第3弾として2000億ドル相当の中国商品への制裁関税を発動する用意があると警告。制裁関税率も当初の10%から25%に引き上げる考えも示している。

 中国政府は、米国政府の措置を「恐喝」として強く反発。報復として米国商品に対する制裁関税を発動した。

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