P2P金融被害者が北京中心部で集団陳情計画 警察官大量動員で阻止

 2018年8月7日金米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、ネットを介した個人間融資取引「ピア・ツー・ピア(P2P)金融」業者の破綻が相次ぐ中、資金を失った個人投資家が6日、北京市中心部で集団による陳情を計画したところ、事前に察知した警察が大量の警察官を動員して阻止した。(写真はRFAのキャプチャー)

 個人投資家は6日早朝、北京市西城区の月壇公園に集合。金融監督官庁の中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)に向かおうとしていたため、警官隊が出動して阻止した。また、近くの別の小公園などに集まっていた個人投資家の一群も拘束した。個人投資家は、付近に止めた大型バス約120台に押し込まれ、連行された。宿泊施設から連れ去られた陳情者もいた。

 連行された個人投資家は、同市近郊の施設で一定期間拘留された後、出身地に送還されるとみられる。

 中国のP2P金融は2007年に登場後、12年に最盛期を迎え、15年には業者数約4000、出資する個人投資家も約300万人に上った。最近、債務不履行や突然閉鎖される業者が相次いでいる。

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