人民日報が習氏動静伝えず 一方でちょうちん記事も 北京で「政変」のうわさ 

 2018年7月19日人中国共産党機関紙・人民日報が18日、習近平国家主席の動静を全く伝えず注目が集まっている。同紙は、19日からの習主席の中東とアフリカ訪問にも触れなかった。北京ではこのところ「政変」のうわさが飛び交っており、人民日報の報道姿勢は様々な憶測を呼びそうだ。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が18日伝えた。(写真はRFAのキャプチャー)

 人民日報は先週も3日間、習主席の動静を伝えず、北京では中南海(党・政府の中枢)での「政変」や、習氏の退任などのうわさが流れた。

 消息筋によると、中国の指導層は習氏の個人崇拝に対する海外世論の批判を受けて、政府系メディアが習氏個人の活動を頻繁に報道するのをやめさせた。ただ、政府系メディアは、栗戦書・全国人民代表大会(全人代=国会)委員長は16日、「習近平を核心とする党中央を唯一の尊厳とする権威を確かなものにしよう」との発言を伝えている。

 人民日報は17日、1面トップで習近平氏の活動を伝えたが、18日には再び報道をやめた。1週間のうちにしばしば変わる報道姿勢に、中国アナリストは戸惑いを隠せない。

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