国際環境NGOの環境調査エージェンシー(EIA)は9日発表したリポートで、中国18省の18工場が国際協定に違反してオゾン層を破壊するフロンガス「CFC-11」の使用を続けているとして批判した。冷蔵庫や建物の断熱材の製造に使われている。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が9日伝えた。
EIA職員が得意先を装い調査したところ、価格の低さを理由に、多くの工場でポリウレタンフォームの製造のためCFC-11の使用が続いていた。これは、オゾン層破壊物質の使用を禁じた国際協定で中国も署名した「モントリオール議定書」に違反している。