22021年4月14日加13日付の香港紙・蘋果日報によると、カナダ政府は、中国渡航を予定する国民に対する最新の勧告を発表し、新疆ウイグル自治区に家族がいたり少数民族に関係がある場合「恣意的に拘束される恐れがある」と警告した。カナダは3月末、英米、欧州連合(EU)ともに、新疆の人権問題に絡み中国政府公務員への制裁を実施し、中国との関係が悪化している。(写真は蘋果日報のサイト画面)

 カナダ政府の勧告によると、新疆ウイグル自治区では中国当局によって、少数民族とイスラム教徒に対する「正当な手続きによらない」拘束がますます頻繁に行われている。カナダ国民の中国籍の家族の中にも拘束された例があるという。

 勧告は中国に渡航する国民に対し、集会やデモを避けることや、身分証明書を携帯すること、現地政府の指示に従うことなどを呼びかけた。また、中国駐在の記者らについて「研究や報道で中国政府を批判する場合、敏感な情報に触れたり、新疆はチベットに言及する時は、特に警戒が必要だ」と指摘した。

 また、情報機関のカナダ安全情報局(CSIS)は、中国とロシアを名指しし、カナダにおけるスパイ活動と妨害活動が、2020年は冷戦後で最悪のレベルになったとの見解を公表した。新型コロナウイルスの感染拡大により、カナダである種の「隙き」が生じたためという。

★参考情報★
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