2018 年3月15日fanyan 中国・上海の有力経済メディア、第一財経の女性記者、梁相宜さんが13日、全国人民代表大会(全人代=国会)で行われた閣僚の会見で、当局におもねる質問を長々と続ける別の女性記者をにらみつけた後、白目をむいて嫌悪感を示す場面の画像が人気を呼び、インターネット上で拡散している。(写真はラジオ・フランス・アンテルナショナルのキャプチャー)

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、メッセンジャーアプリ「微信」上では13日、女性記者の氏名が表示できなくなっているほか、当局が14日、中国本土の各メディアに対し女性記者への言及を厳禁すると通達した。当局は、ネット上に既に掲載された記事や画像の削除も命じた。

 外電によると、第一財経の幹部は「梁相宜さんが全人代の取材チームを離れた」と述べた。

 また、梁相宜さんがにらみつけた女性記者は、米ロサンゼルスの中国語ケーブルテレビ局「全美電視台」の張慧君記者。米ホワイトハウスのウェブサイトには、「全美電視台」が中国共産党から資金を受けた宣伝機関だとして、米連邦捜査局(FBI)の捜査を求める請願が書き込まれ始めた。