11日付中国紙・環球時報によると、中国国防部は、中露両軍が11日~16日の予定で、ミサイル迎撃を想定したコンピューター図上訓練を北京で始めたと発表した。中ロ両軍は、第三国を意識した訓練ではないと説明しているが、韓国に地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)を配備した米軍へのけん制とみられる。台湾中央社が11日伝えた。

 中露両軍によるミサイル迎撃コンピューター図上訓練は2回目。前回は2016年5月にロシア国防省の研究所内で行われた。

 環球時報は、米国が韓国へTHAADを配備し、中国を含む北東アジアへの脅威が増す中、中露両軍がどのようにミサイル迎撃訓練を行ったか海外からの注目が集まっていると報じた。