25年6月12日自己中国メディアの瀟湘晨報などによると、河南省鄭州市の桐柏路と隴海西路側道の交差点で11日午後9時31分、中国IT大手、小米(シャオミ)の電気自動車(EV)「SU7」が暴走し、自動車や電動バイク、二輪車計16台相次いで衝突する事故が発生した。複数の負傷者が出た。駆けつけた警察官が、運転していた女性を現場で拘束した。警察などが事故原因の調査を始めた。

 ドライブレコーダーの映像などによると、SU7は突然交差点に突入し、白いSUVに正面から激突。SU7はそのまま直進を続け、周辺の複数の車両にぶつかった。

 現場では電動バイクが多数倒れ、タクシーの後部が損傷。事故車両は前部が大破し、バンパーが脱落した。ネットに投稿された写真や映像では、運転していた女性が車内で呆然としている様子が確認された。

 救急隊と交通警察が直ちに現場に駆けつけ、負傷者は担架で搬送された。SNS上では事故直後の混乱の様子が拡散され、大きな関心を集めている。事故発生から半日以上が経過した12日午後現在、シャオミは公式な見解の発表や、謝罪などはしていない。

 SU7は2024年に発売された小米初のEVセダンで、今年5月にも貴州省で死亡事故が報じられたばかり。SNS上では車両の安全性や自動運転機能の信頼性に対する疑問の声も広がっている。