中国メディアの広州日報などによると、山東省徳州市陵城区神頭鎮の神頭鎮中心小学校で9日夕、屋上に設置されていた太陽光発電パネルが落下し、児童3人を直撃した。神頭鎮政府によれば、1人が死亡、2人が軽傷を負った。 同日、神頭鎮一帯では対流活動が活発化し、風速は最大で秒速約30メートルを超えていた。現場では、突風の影響で校舎屋上に設置されていた太陽光パネルが吹き飛ばされ、運動場にいた児童の上に落ちた。
神頭鎮政府は11日、中国メディアの極目新聞の取材に対し「事故は9日に発生し、3人の児童がパネルの落下により負傷した」と説明。「現在、詳しい状況や事故の進展については不明で、調査中」と述べた。
太陽光パネルが屋上から落下した原因について、同政府は「事故当時は非常に強い風が吹いていた」と述べ、強風が要因であるとの見方を示した。
被害児童の家族とみられるネットユーザーがSNS上で「妹が太陽光パネルの落下で重傷を負い、搬送先の病院で亡くなった」と投稿し注目を集めた。投稿によれば、太陽光パネルは2017年に校舎の屋上に設置されたものだったという。
陵城区気象台は9日11時24分、雷雨・強風に関する警報を発令。午後から夜間にかけて雷雨や強風あるとの予想を発表した。同気象台は、農業、全国大学統一試験、交通、屋外作業などへの悪影響について注意を呼びかけた。
◇出典
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