25年5月14日邦人 日本のメディアが日本政府関係者の話として伝えたところによると、国家安全を脅かしたとして起訴されていた50代の日本人男性に対し、中国・上海市の裁判所が13日、スパイ罪で懲役12年の判決を言い渡した。香港メディアの香港01などが伝えた。

 男性は2021年に上海で拘束されてその後起訴され、23年10月、上海の裁判所で初公判が行われた。初公判で日本総領事館員の出席は認められなかったが、判決公判は傍聴が未許可されたという。

 判決後、在北京の日本大使館は中国外務省に対し、日本人拘束者の早期釈放を改めて要請し、司法手続きの透明性確保と人道的な対応を求めた。中国に居住する日本人社会の間では、不透明な司法制度に対する懸念が広がる可能性がある。

 中国では2014年に「反スパイ法」が施行後、日本人がスパイ容疑で拘束されるケースが相次いでおり、これまでに少なくとも17人が拘束され、そのうち11人が有罪判決を受けている。

 2023年3月には、日本の製薬大手、アステラス製薬の北京駐在の幹部が、スパイ活動に関与した疑いで中国当局に拘束され、2024年に中国の検察当局によりスパイ罪で起訴され、同年11月に初公判が行われた。

◇出典

https://www.hk01.com/%E5%8D%B3%E6%99%82%E5%9C%8B%E9%9A%9B/60238240/%E4%B8%80%E5%90%8D%E6%97%A5%E7%B1%8D%E7%94%B7%E5%AD%90%E6%96%BC%E4%B8%AD%E5%9C%8B%E8%A2%AB%E8%A3%81%E5%AE%9A%E9%96%93%E8%AB%9C%E7%BD%AA%E6%88%90-%E5%88%A4%E5%9B%9A12%E5%B9%B4

https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/news/20250514/bkn-20250514081538461-0514_00822_001.html